2017年9月15日金曜日

美術館の「野の花遊歩道」の今年の大きな発見は「朱ランに狂った愛らしい三ミリほどの小さな虫」でした。花が咲く暇もないほどにツボミと茎を食い散らしてしまい、三対の手足を生真面目に揃えて、つぶらなどこか愛嬌のある大きな瞳、磨き込んで光った真っ黒で上等そうな上着を着込んで、オレンジ色のどこまでも明るい不恰好で憎めないとぼけた顔、朱ランもボロボロに食い散らされてもここまで愛されてしまっては、仕方ないね、と許しているでしょう。(撮影、編集:岡本)

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